接客員としてのスキルは話し方でわかる

自分がお客様の立場なら、上手な接客をしてくれる人から買いたいと思うのが自然です。
どうすればどの人が優秀なスタッフかがわかるでしょうか。
しばらくお店を観察していると、スタッフの仕事の仕方がわかってきます。
何かの作業をしていても、常に周りに気を配って入ってくるお客様への声かけに遅れない人もいれば、作業に集中してしまって何も気付いていない人もいます。
また、ざっくばらんな話し方でお客様に商品説明をしている人もいます。
優秀なスタッフは、何をしていても自分の接客員としての立場を忘れてはいません。
いつでもお客様のために準備が整っています。
テキパキと動いて笑顔を絶やしません。
話し方はお客様へは敬語、スタッフ間でも丁寧な話し方と所作です。
そのような人を探しましょう。

接客が上手なスタッフは、お客様によって話し方を変えます。
基本的には敬語ですが、お客様との関係によっては、よそよそしくならないように少しくだけた敬語で話します。
お子様にも丁寧な言葉で接します。
お金を払う人だけに良い顔をするのではなく、お連れの方達へもさり気なく心配りし、楽しい時間となるようにします。
年配で少し耳が遠い方に、子供のような言葉で接する人もいますが、それはお客様への親切な対応の仕方とは言えません。
耳が遠くなってもお客様なのです。
聞き取りやすい声で、簡潔な言葉ではっきりと話しましょう。
金額などの数字は紙に大きく書くと間違いがありませんし、目線が合うように体を屈ませると理解して頂きやすくなります。
どんなお客様へも敬意のこもった話し方ができるのは、接客スキルの高さを表しています。