接客時においての「ごめんなさい」
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接客業を生業としている人は多いと思いますが、例えばアルバイトなどで、本業は学生をしているという人の場合、特に言葉遣いにおいて、時に間違った言葉を使ってしまう事があるようです。
例えば、飲食店において、お客様がコーヒーを注文したにも関わらず、実際に運ばれてきたのが紅茶であったとします。
この時、当然お客様は「どうなってるの?注文したものと違うじゃないの」と店員に文句を言うはずです。
そんな時、店員が「あっ、ごめんなさい」と謝罪します。
一見、問題ないようですが、これは大きな問題です。
こういった場面で「ごめんなさい」というのはご法度なのです。
ビジネスの世界で謝罪の意を表す言葉に「ごめんなさい」という言葉は使われません。
そもそも、「ごめんなさい」の語源は、「御免」から来ています。
許す、承諾するの意味を表す「免」に尊敬の接頭語の「御」がつき、「なさい」は動詞の「なさる」の命令語で、「御免なすって」と同じ用法です。
これは鎌倉時代から使われるようになった言葉です。
本来は、許す人を敬う言い方として用いられましたが、室町時代前期には許しを求める言い方で、相手の寛容を望んだり、自分の非や無礼を詫びる表現へと変わっていきました。
現在において、「ごめんなさい」は、利害関係のない、親しい間柄で使われる「謝罪の意」とされるのが一般的です。
ビジネスシーンにおいての謝罪の意は「申し訳ありません」、または「申しわけございません」を使うようにしましょう。
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