接客でタブーとされる何々になりますという表現

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1050円になります、などという表現は接客の場ではタブーだとされています。
特に何になる、というわけでもないというのがその理由です。
恐らく元々はいくつかの商品の代金を足し算して、その合計額が例えば1050円になったという意味だったのかもしれませんが、現在のところ正しい日本語の使い方だとはされていません。
同じように一見問題なさそうでタブーとされる表現に、おっしゃられるという言い方があります。
そもそもおっしゃるという表現が敬語なので、これにれる、られるという敬語の語尾を付けると二重敬語となり不適切な表現となるのです。
相手に敬意を表す言葉をたくさんくっ付ければ、より丁寧になるかと思いきや、そういうわけでもないようです。

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こうした表現は正式にはタブーだとされていますが、使えば必ず相手を不愉快にさせてしまうようなものでもありません。
目上の人にはお疲れ様という言葉で挨拶をして、ご苦労様と言うのは失礼に当たるとされていますが、挨拶をしている人の態度を見れば大抵の場合相手の意図はわかります。
正しい敬語を使えるというのは立派なことですが、心のこもっていない正しい言葉遣いは気持ちの良いものではありません。
言葉そのものが正しいかどうかよりも、言葉を発する人の態度や声のトーンのほうがもっと大切なのです。
正しい言葉遣いを身に付けていく努力はしていくべきでしょうが、それだけにこだわっていても円滑なコミュニケーションはできません。
本当に心のこもった話し方ができるようになりたいものです。

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