思いやりのこもった接客が思わぬ喜びの笑顔を引き出す。
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接客業に携わっていると、世の中には色々な人がいるものだと気付かされることがよくあるものです。
中にはより注意を必要とする年配のお客様や小さなお子様をお連れのお客様、病気や怪我をされているお客様もおられます。
接客は公平なサービスを提供することが鉄則ですが、それはある一定の動作に限定されるのではなく、それぞれのお客様に合ったサポートをしながら同じ基準のサービスにまで引き上げることを意味しています。
そのためには、思いやりを持って接客することが重要です。
一人一人の気持ちを察し、恥ずかしく気まずい思いをさせてしまうことがないように、事前に状況を汲んだサービスができるような柔軟さを身に着ける必要があります。
どうすればお客様の気持ちを察することができるでしょうか。
さりげなく様子を観察し、ハンディがあるのはどんな面かを探します。
補聴器をしておられれば聞き取りやすい方の側から明瞭な声と言葉で話し、小さなお子様がいれば、お子様に気配りし、親を安心させることができます。
病気や怪我をしておられる場合は他のお客様の視線が気にならないように配慮することもできますし、落ち着いた声で、お客様の目線より下の位置になるよう姿勢を変えて敬意を持って接していることを表します。
また、介助者ではなく、サービスを求められているお客様にきちんと話すことが大切です。
相手の立場になって、どう接してもらいたいかを考えて思いやりのこもった親切な接客ができると、お客様に期待以上に喜んで頂け、その笑顔が接客員として大きな喜びとなります。